よもやま話
よもやま ま〜てぃんシリーズ(63)
2018年11月09日
 肩こりを通して自分を知る 〜心身一如〜 (1)

 日本人は他民族に比べて「肩」への意識が強いといえます。その象徴として、日本語には「肩」のついた言葉が多く存在します。例えば、

「肩をいからす」
「肩をおとす」
「肩が軽くなる」
「肩で風を切る」
「肩の荷がおりる」
「肩を入れる」
「肩を並べる」
「肩を持つ」
「肩書き」などがあります。

 このように、権威や威力の象徴として、また責任や重いものを引き受ける部位として「肩」という言葉が使われています。

 また、「首」のついた言葉も多くあります。

「首が危ない」
「首が飛ぶ」
「首が回らない」
「首にする」
「首を突っ込む」
「首を長くする」
「首をひねる」
「首位」
「首席」
「首都」
「首相」
「首脳」
「党首」などがあり、
「首」には重要な部位という意識があるようです。

 ちなみに肩こりに相当する英語はstiff neck となり、直訳すると「首こり」になります。日本人は肩への意識が強いので、首から僧帽筋にかけてのこりや痛みも「肩こり」と表現しているのであり、実際にこの部位のこりを訴える場合が多いのです。

 また、日本人特有の気質も関与していると思います。思いやりの気持ちが強く、周囲の人への気遣いができる人が多くて、大変素晴らしいことです。しかし、気遣いが多すぎたり、言いたいことも言えずに我慢していたりといったことが続くと、知らぬ間に精神的ストレスを溜め込んでしまうことにもなります。実際に診療現場でもそういう人が多くみられ、肩こりも多く伴っています。ストレスを溜め込まないための工夫が必要でしょう。

 (次回に続く)
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